Spider-Man: No way Home (2021)

大満足の完結編。歴代映画ヴィランが同じ俳優で登場するのは予告からわかるとして、当然ながら彼らがそれぞれ戦ったバージョンのスパイダーマンも噂通り登場を果たす。ぼくが観た劇場(レイトショー)ではアンドリュー・ガーフィールドが…
大満足の完結編。歴代映画ヴィランが同じ俳優で登場するのは予告からわかるとして、当然ながら彼らがそれぞれ戦ったバージョンのスパイダーマンも噂通り登場を果たす。ぼくが観た劇場(レイトショー)ではアンドリュー・ガーフィールドが…
『エターナルズ』、とてもおもしろかった。最初は半分くらい知らない人だし、そこまで派手なヴィジュアルでもないのであまり期待していなかったのだが、ふたを開けたら『アベンジャーズ』よりもまとまりを感じる出来栄えであった。という…
『ビジョンズ』第3話「THE TWINS」より、ダークサイドの使命を負って生み出された双子、カレとアム。横並びに連結した2隻のスター・デストロイヤーに乗り込むふたりは、カイバークリスタルのエネルギーを自分たちが身を包む特…
水曜からディズニープラスで配信が始まった『スター・ウォーズ ビジョンズ』。日本のアニメスタジオ数社がそれぞれの作風で手掛けた1話完結のオムニバス形式のシリーズなのだが、元々ぼくはSWを和物にアレンジしたアートなりフィギュ…
『シン・ エヴァ』冒頭のパリの戦いにて登場しぼくの心を奪った不気味でおもしろい44B。すっかり悪の組織が板についたネルフ側が送り込んできたやつらで、陽電子砲を担いだ4444Cに付き従う電源供給担当の機体。複数体が列を組ん…
久しぶりになにかに夢中になるという感覚に浸かっていて楽しい。公開日に一回見たきり10日ほどの間延々と頭の中で反芻しながら、パンフレットから抜き出したシーンを絵に描いたりして長い余韻の中にあった。かなりいろいろな映像が思い…
劇場まで観に行って本当によかった。エヴァを公開日に観たのも初めてだし、およそ一年振りの劇場鑑賞、やはりスクリーンはいいものだ。端的に言えばすごいものを観たという感覚。忘れられない映画体験、アニメーション体験となった。 T…
ボバ・フェットってそういう願望があったのか、と少し意外ではあったのだが、しかしよく考えてみればクローンであるという負い目から大きな野望があってもおかしくない。初めてマンドーの前に姿を現したときには『クローンの攻撃』でジャ…
絶体絶命なところでXウィングがやってきたときに、まさかとは思ったがそのまさかであった。今シーズンでXウィングと言えば新共和国軍のパイロットのおじさんのイメージなのだが、どっちかなと思わせてのルーク・スカイウォーカー登場と…
メイフェルドのキャラもいいのだが、<スレーヴI>回でもあったと思う。まずあの独特の離着陸の仕方で内部がどういうふうになるのか。操縦席や乗員の座席は機体の動きに合わせて可動するというような設定はプラモデルを作っ…
ボバ・フェットのオリジナルかつ父親であるジャンゴ・フェットは、孤児だったところをマンダロリアンによって戦士として育てられ、戦士たちが滅んだあとは賞金稼ぎの道を歩んだ、という設定は以前からあったが、ディズニーによる買収や…
脚本も監督もデイヴ・フィローニということで完全に彼のやりたいことを発揮した回。低い彩度の中で焼けた木々や寂れた家屋が並ぶ様子はもちろん黒澤映画風。アソーカの登場はもちろんだが、ジェダイだった彼女の登場によりこれまで知…
始まりの地に戻るということで、シーズン1初回で主人公の賞金稼ぎ稼業を説明するためのお尋ね者だったミスロルが再登場。借金返済のためカール・ウェザース扮するカルガ監督官にこき使われているが、その関係で今回はパーティの一員に。…
アニメを観ていないひとは若干置いてけぼりになるのではないかという懸念もあるにはあるけれど、逆に関連設定を俯瞰していないひとのほうが主人公マンドーの主観に移入して作品を体験できるので、そちらのほうが貴重な気がする。CWを手…
監督が『アントマン』で脚本が『アイアンマン』というのは個人的にとても刺さるところがある。ずいぶん緩めの話ではあったけれど、締めるところは締めるという感じで、ドラマチックでもあった。特に新共和国軍のXウィングとのチェイスや…
「シーズン2第1話」と通し話数で「チャプター9」のふた通り呼び方があって面倒なのだが、ぼくはチャプターとほうをメインにしたい。「タトゥイーンにマンダロリアン がいる」と言われたら当然カークーンの大穴に落下したはずのボバ・…
型破りな中国のSF小説「三体」シリーズの第二巻「黒暗森林」のいち場面より。第一巻の「三体」もインパクトがあったけれど、それがまだまだ序章に過ぎなかったことを思い知らされる内容。前作がことが始まるまでを丹念に描いた序章だっ…
去年試写で観たきりだった『ジョーカー』がNetflixに来ていたので見返す。この映画を巡ってはいろいろな意見があると思うけれど、ひとまずぼくとしては無数にあるバットマン神話の数々の中の、いちパターンという程度であること…
あまりの素晴らしさに第3話の感想だけは以前の記事で書いてしまっているけれど、改めて。やはりこの回の良さは、主人公が常に顔を隠しているにも関わらず、その迷いや葛藤が伝わってくるところが大きいと思う。これは『ジェダイの帰還』…
船が壊されたので直した、というだけのひと休み的な話だが、タイトルの通り「ザ・チャイルド」(日本語的にどうも不自然なので「子ども」と呼んでいいだろうか)が一体何者なのか予感させる第2話である。とは言え個人的にはジャワ回だ…
SW初のドラマシリーズは西部劇へのリスペクト満載で幕を開け、銀河の覇権を争う戦争とは無縁の小さな世界を描きながらも、ひとつひとつのディテールが世界観を広げていく。視界はごく狭いものなのに、最小限の要素でその背景が想像で…
アドルフ・ヒトラーを空想上の友達に持つ少年のブラック・コメディ、なんかて思ったらだいぶ違う。このヒトラーはずいぶん子どもっぽかったり少しおバカだったり、ときに優しくさえあるのだが、それは当然少年が自分の知る範囲、考えら…
ロシアン・マフィアの若頭が車欲しさに男の家を襲撃する。手下とともに男を袋叩きに、うるさい飼い犬は始末して、まんまと69年式のマスタングBOSS429を自分のものにするが、持ち帰った車を一目見た途端組織の古株が血相を変え…
陶器の身体でありながら外の世界に飛び出した彼女が、いつか絶対に確実に必ず割れるだろうということは明白だ。すでに両腕がテープで補修されていることから、その危険とは常に隣合わせであることは明らかで、次も助かるという保証はな…
もはや「トイズ・ライフ」と呼んだほうがいいくらいだった。シリーズを振り返ってみても、おもちゃの物語から、おもちゃの人生の物語へと展開していったように思う。そうして『トイ・ストーリー4』はウッディ自身の物語にも決着をつけ…