絵本「ねことコーギーおばけやしきへいく」


前々からZine的なものを作りたいと思っていて、このハロウィンに合わせてようやく作った絵本。ねことコーギーが新聞広告で大きなお屋敷の掃除の仕事を見つけるが、行ってみるとそこは幽霊屋敷で……というベタな内容なのだが、こういったものをどんどん作りたいなあと思う。





Zineやアートブックというのは本当に様々で、安い紙に粗く印刷したものをそのままバチッとホチキスで留めたようなものから、業者を通してしっかり製本されたものまで、作り手の数ほどいろいろなものがあるのだが、ぼくとしては自分の手でできる程度の簡単な作りが好ましかった。ただ、描きたかった内容のボリュームと紙の厚さなどが喧嘩してしまって、ホチキスによる中綴じ製本でありながらもなかなか労力がかかってしまった。ある程度はしっかりさせたいというのと、できるだけラフなものを作りたいというのとを両立するのはなかなか難しい。一度通販に載せてみて、ちょっとした思いつきと勢いで作ったものながら、ありがたいことに用意した分は完売してしまった。冊子が作れるということがわかったので、これからもこれのシリーズを含めいろいろ作りたいと思うのだが、紙をもう少し検討したいのと、綴じやすいボリューム、そして値段を検討し直したいと思っている。