新しいiMac

誕生日以降全然更新していなかったが、その間に新しいiMacを買ってしまった。これまで使ってきたiMacは2016年の正月に買った2015年モデルだったのだが、これがもうだいぶ酷使してきたせいかなにをするにも時間がかかり、全ての動作にレインボーカーソルが出現するような状態で機械もぼくも限界だったのだ。ブラウザが立ち上がるのにも3分ほどかかってしまうほどなので、ちょっとしたことを調べるのも手元のiPhoneの方が早かった。

で、発表時から買おうと決めていた黄色である。評判では言うほど黄色ではないとのことだったが、昔のiPodのメタリックな黄色だろうとだいたい想像はついていて、その通りだった。とにかく机の上がぱあっと明るくなった気分。黄色というよりもはや黄金である。ただ新しいMacに移るたびに思うのは、そのたびに端子がどんどん減っていることである。まず2010年型のMacBookから2015年型のiMacに移ったときには、ディスクドライブが内蔵されていないことにショックを覚えた。もはや学生時代にパッケージで購入したPhotoshopやIllustratorが入れられない。今では当たり前のように使っているクリエイティブ・クラウドも、そのときには毎月払うのかあとちょっとげんなりした。
そして今回は裏側を見るとタイプAのUSBポートが一切無くなってるではないか。購入時の仕様に書いてあったのだからわかっていたはずなのだが、すっかり忘れていた。で、急遽タイプCのポートからタイプAの機器を繋ぐためのコネクタを買いにビックカメラへ。前のiMacが移行アシスタントさえまともに動かしてくれなかったので、手動で外付けHDにデータ(もともと大した量はない)を移していたのだが、そのHDももちろんタイプAで繋がなければならないし、HDMI端子もついていなかったので、そのコネクタもないと液晶ペンタブレットが繋がらない。本体がシンプルになっていく代わりにこうしてコネクタがどんどん必要になるのはちょっと馬鹿馬鹿しく感じる。よくよく考えたらSDカードを入れるところも消えているので、それを入れるコネクタも必要になってくる。さすがにうんざりしたのでその日はUSBとHDMIだけにしておいたが、写真を素早く移すのにやはりSDカード経由の方が楽なので、近々マルチカードコネクタも買いに行かなければならない。
キーボードはUK配列にしてみた。日本語を打つには結局日本語配列がいちばん良いのだが、その一方でショートカットにはやや押しづらい配置だし、ひらがなや記号がごちゃっと併記されたキーがあまり美しくない。ということでUKは日本語とUSの中間のような具合と聞いたので選んだわけである。見ての通りエンターキーが日本語配列に似た形となっている。いずれにせよ新しいからいい気分である。これをたくさん打ってたくさん書きたい。とにかく前のマシンは文字の変換にさえ時間がかかり、打ったものが消えてしまう謎の現象が頻繁に起こるし(いくら調べても謎)、こちらのタイピングに追いつかず、文字がいつまで経っても表示されないなど、本当にしんどかったので、するする打てるこの感じは非常に気持ちがよい。

長いときは5分くらいかかっていたPhotoshopの起動も、今では一瞬なのだから、今までどれだけ辛かったか。これでもうシャシャッと描けてしまう。シャシャッと描こう。と、最初だけは思うのである。