行頭あけをしていないことについて

これは弁明だが、このブログで行頭を一文字分あけるという至極基本的な文章のルールが守れていないのは、一重にWordPressの仕様のせいである。どうやらなんらかのお節介な機能が働いて、書く際に行頭をあけても、その一文字分のスペースが詰められてしまうらしい。もちろん行頭あけを維持させるプラグインもあり、この前それを入れてみた。で、どうやらテンプレートの破損というのはそのプラグインのために起こったらしく、プラグインを削除後も後遺症的に症状が居座ってしまったということらしい。その他になにか従来から変わったことをした覚えがないので、恐らく大方これのせいだろう。行頭をあけるプラグインは他にもあるのだろうが、さて、こうなると迂闊にそれらを入れられなくなった。ほかのプラグインにしても、やっていることは同じだろうし、そうなるとやはりテンプレートに対して同じような働きかけを行い、それを壊してしまうのではないか。そういったことを考え合わせた結果、どうか行頭あけをしていないことを大目に見てもらうことにした。ここに書いているものをもし印刷物にすることがあれば編集するとして、ウェブ上では日本語のオーソドックスな書式を省略させていただくことにする。とは言え思い返してみるとかの谷崎潤一郎なども行頭をあけない書き方で有名なので、決して行頭をあけない文章がないわけでもない。谷崎潤一郎は原稿上ではあけていた行頭を、活字にする際にわざわざ詰めるよう編集に指示していたほどだという。その理由は定かではないが、もしやWordPressの走りなのでは?
それにしても、行頭をあけないで書くブログやネット記事はたくさんあるので(あと幅が一定でないめちゃくちゃな行間あけ)、どうもそれと同じような感じになって嫌である。とりあえず行頭をあけたくてもあけられないのだということをわかってもらえたらうれしい。