Mizmaru Kawahara
セミに詳しい友人から聞いたところによれば、アブラゼミは世界的にも珍しい「羽が不透明なセミ」だそうだ。アブラゼミと言えばそこらへんにいくらでもいる定番かつ普通の、悪い言い方だが取るに足らないつまらないセミと思っていたが、全くセミ素人の考えであった。セミが好きになったからにはアブラゼミにも敬意を払わなければならない。もちろん羽が透明だったとしても。