絵本「だいじ だいじ どーこだ?」

絵本「だいじ だいじ どーこだ? はじめての「からだ」と「性」のえほん」
(遠見才希子・作/大泉書店)
作画

性教育についての講演もされる産婦人科医・遠見才希子さん作の絵本にて作画を担当しました。対象年齢は3〜4歳くらいのお子さんで、まずは自分の「プライベートパーツ」(水着を着た際に隠れる部分)について知ろうという、副題の通り「はじめての「からだ」と「性」のえほん」となっています。
難しいことではなく、自分の体を大事に、そして他人の体も尊重する、当たり前だけど大切なことを教えてくれる一冊になったと思います。

主人公は、読み手の移入のため男の子にも女の子にも見えるニュートラルな雰囲気をということで、このようなフォルムになりました。襟足が長すぎると女の子に、髪の量が少ないと男の子に寄ってしまうことがわかり、これくらいのボリュームにするとちょうどいい感じかと。頭身のフォルムもなかなかかわいくなったと思います。真横アングルで自分のパンツの中身を確かめている絵が、著者さん編集さんはじめ皆さんに好評だったようです。
改まって教えるのがなかなか難しいテーマでありながら、教えないわけにはいかない大切なこと、絵本から自然に身についてもらえたらと思います。お子さんのいるご家庭はもちろん贈り物にもぜひ。