The Mandalorian :Chapter 13

 
 脚本も監督もデイヴ・フィローニということで完全に彼のやりたいことを発揮した回。低い彩度の中で焼けた木々や寂れた家屋が並ぶ様子はもちろん黒澤映画風。アソーカの登場はもちろんだが、ジェダイだった彼女の登場によりこれまで知る由もなかった「子ども」の正体、バックグラウンドが判明するところも大きいと思う。アソーカにさえ会えればなんとかなるという一心でここまでやってきたものの、結局彼女は「子ども」を引き取るのを断るのだが、よくよく思えばもう彼女はとっくにジェダイをやめているので、実は「子ども」を育てる義理も資格もないのである。マンドーの言うところの「仲間のもとに返す」ことにならないのだ。そういうわけで再び新しい目的地を与えられてともに旅を続けるマンダロリアンとその小さな相棒であった。