The Mandalorian :Chapter 11


アニメを観ていないひとは若干置いてけぼりになるのではないかという懸念もあるにはあるけれど、逆に関連設定を俯瞰していないひとのほうが主人公マンドーの主観に移入して作品を体験できるので、そちらのほうが貴重な気がする。CWを手掛けたデイヴ・フィローニが関わっていてマンダロリアンがテーマである以上(フィローニのトレードマークであるテンガロンッハットにちなんで帽子バースと呼ばせてもらう)、黒いライトセイバーやマンダロリアンの氏族などがある程度絡むのは仕方ないとは思うが、ある程度におさえてほしいところである。シーズン1でこのドラマ独自の雰囲気、世界観を作れたのだから、変にアニメの世界を持ってくることはないと、個人的には思うのだが、もしもシークエル三部作等の新作映画がなければCWがあのままSW拡張世界の先端であり続け、もっと言えばメディアミックスの中心であっただろうとも思うので、今更言っても仕方がない。とっくの昔にSWはCWによって生きながらえていたところはある。