「ほぼ日手帳公式ガイドブック2021」

 「ほぼ日手帳公式ガイドブック2021」
(ほぼ日刊イトイ新聞編著/マガジンハウス)
カバーイラスト、巻頭マンガ、挿絵等

 その名の通り「ほぼ日手帳」の種類や活用方法について網羅したガイドブック。カバー、巻頭マンガ、それ以降本文の挿絵と、かなり大々的にぼくが描いた世界観で統一されているのでとてもうれしいです。大事な一冊となりました。

 

 宇宙飛行士が手帳を探しに「ほぼ日の惑星」に降り立ち、そこでいろいろな種類のほぼ日手帳についてそれぞれの愛用者から紹介され、自分に合った手帳を探すぞ〜というプロローグのような導入となっています。

 4人のキャラクターたちが、4種類の手帳について、その特徴を主人公に教えてくれます。世界観に沿った手帳の内容が自分では気に入っています(流星群を見たとか、ロケットの修理メモとか)。特に、ほぼ日手帳には5年間ダイヤリーをつけられる5年手帳がありますが、それは5年間のミッションで宇宙を旅しているキャラクターが使っているという設定が結構好きです。

 オリジナルの初登場からおよそ20年で種類も増えたほぼ日手帳。好みや性格、用途によってどの手帳がおすすめかという診断ページからはじまり、それぞれの手帳にどんな特色があるか、いろいろなひとが実際にどんな使い方をしているか、特徴的な「1日1ページ書く」というフォーマットにもとらわれない、自由な使い方などが紹介されています。本文のほうでも巻頭マンガの主人公が引き続きレクチャーされながら、手帳のある暮らしを発見していきます。ぼく自身もノートのフォーマットや体裁にとらわれがちなので、わりと自分に言い聞かせるように書いているセリフも。