・「発達ゆっくりさん せいかつおうえんえほん」(千先園子監修/大泉書店)
企画と絵を担当しました。


発達に特性のあるお子さんを育てる保護者の方の声をきっかけに、担当編集の方とともに構想から約2年。日々の生活の約束ごとを、わかりやすく伝えられるよう描きました。
書店に並ぶ絵本は基本的には支援が必要でない定型のお子さん向けのものが大半。療育の分野では大人向けの専門的な本が主に。もっと子ども自身が読むことのできるファーストステップな絵本はないかという声、また絵でものごとを説明したいが限界があるという声に、自分の絵でお応えできないかと考え取り組みました。
「ごはん」「きがえ」「トイレ」「けんこう」等、日常で出会う場面ごとに章立てされているのでどこから読んでも大丈夫。「当たり前」とされていることほど、簡潔に伝えることの難しさを感じ、非常に学びの多い仕事でした。自分が子どもの頃にあったらよかったなと思える一冊にもなりました。
また「こえのおおきさ」ガイドや、1日のスケジュール表が作れる付録も用意しています。ページの角はやさしい丸角、書体にはユニバーサルデザインフォントを使用。デザインしてくださったニマユマさんに感謝です。
企画開始から丹念なリサーチと取材を重ね、密接に関わる本文原稿とイラストとの調整の数々と、刊行直前までディレクションにご尽力くださった編集の谷口由美子さんには感謝に堪えません。大泉書店さんでは「だいじ だいじ どーこだ?」に続く2冊目の絵本となりました。
『発達ゆっくりさん』というタイトルには、必要とされているご家庭やお子さんご本人にしっかり届けたいという思いと、それぞれのペースで日々を積み重ねていく助けになれたらという願いを込めています。お役立ていただければ幸いです。










