『アクアマン』(2018)

地上に逃れたアトランティスの女王と、彼女を助けた灯台守の男との間に生まれたアクアマンは、半分アトランティス人で半分地上人。そんな彼が、海を汚染する地上人に戦争を仕掛けようとする異父弟のアトランティス王と対決し、真の王として海中世界と地上世界との架け橋になろうとするお話。典型的な貴種流離譚がわかりやすく、また陽気なサーファーみたいなアクアマンのキャラクターが親しみやすいので、楽に楽しめる(最近のアメコミ映画ではとても重要なことだと思う)。海中世界の都市や兵器もおもしろかった。個人的なお気に入りはカニ人。甲殻王国とアトランティスの合戦シーンは見どころ。

 スーパーマンとバットマンが織りなすダークなDC世界において、ワンダーウーマンとアクアマンが差し色になっている印象。ニコール・キッドマンは『バットマン フォーエバー』以来のDC作品じゃないかな。『アントマン&ワスプ』のミシェル・ファイファーの役どころとほとんど同じだったけれど、ミシェル・ファイファーもまた『バットマン リターンズ』のキャットウーマンだったことを思うと、結構重なる。

 海中の兵器や戦いが、ちょっとした宇宙という感じだったので、同じような色彩・ノリでグリーンランタンとかやったら楽しそうだと思うなあ。