2:「ライ麦畑でつかまえて」
(J・D・サリンジャー著/野崎孝訳/白水Uブックス)

 やっと読んだ「ライ麦畑でつかまえて」。

 まあとにかく主人公ホールデンのああでもないこうでもない、「こういうやつは嫌だ」「ああいうやつはむかつく」「こいつを見てると気が滅入っちゃう」などという独白で途中少しイライラしました。彼がツイッターやっていたら大変です。実生活の友達であってもフォロー解除したくなるレベルです。けれど読み終わると好きになっちゃうんです。彼が感じていた不満や不安は誰でも抱いていたものだったんですね。

 「死んでから花を欲しがる奴なんかいるもんか」という言葉がすごく良いです。その通り。生きている間に花をあげたいし、もらいたい。
 ホールデンの妹フィービーが可愛い。兄妹仲良く語り合うところが好きなので、そのシーンを描いてみました。

(2013年12月10日)